流産後は妊娠しにくくなるって本当?

流産後は妊娠しにくくなるって本当かというと、本当ではありません。

その反対なんです。

流産後は妊娠しやすくなります。

流産した人みんなが、妊娠しやすくなるとは限りません。

中には、妊娠しにくくなった、という人います。

しかし、全体的に見ると、妊娠しやすくなった人が多いんです。

どうしてかというと、流産して、手術する際、子宮の中をきれいにするからなんです。

子宮の中がきれいになると、妊娠しやすくなります。

それとともに、手術で子宮が傷つくため、流産しやすくもなります。

妊娠しやすく、流産しやすい状態になるので、流産後の妊娠には注意しなければいけません。

流産後の妊娠は、できるだけ早くと思う人もいるでしょう。

しかし、そういった状況なので、ある程度時間を置いてから、次の妊娠を考えるようにしましょう。

流産後ってどれくらいで妊娠できるの?

流産後ってどれくらいで妊娠できるのかは、人によります。

流産後、すぐに妊娠できないことはありません。

反対に、流産後は妊娠しやすいため、すぐに妊娠する人もいます。

しかし、流産後すぐは、流産しやすいので、すぐには子作りしないほうがいいでしょう。

流産後に妊娠してもいい時期は、生理が3回ほどきてからです。

生理が3回ほどきたら、子宮の中の傷もきれいになり、再び流産する可能性も低くなります。

流産後生理がくる前に妊娠すると、まだ子宮が回復していないため、再度流産する可能性が高くなってしまうのです。

流産後の妊娠は、生理が数回きてからにしましょう。

もし、流産が心配なのであれば、医師に相談してから、子作りするといいでしょう。

流産にはどんな種類があるの?

流産にはどんな種類があるのかを紹介します。

・稽溜流産
・完全流産
・化学的流産


稽溜流産は、自覚症状がなく、お腹の中ですでに胎児が亡くなっていることを指します。

何らかが原因で胎児の成長が止まってしまい、心拍が確認できません。

そのため、胎児を摘出しなければならないので、ほとんどの場合手術する必要があります。

完全流産は、子宮内の胎児や胎盤など全てが、子宮外に出てしまう状態のことです。

その際、それらは血の塊となり、下腹部に痛みが生じ、出血します。

完全流産の場合、手術はほとんどなく、お薬を処方されることがほとんどです。

化学的流産は、「流産」と名前についてますが、厳密に言うと実は流産ではありません。

化学的流産は、妊娠する前の出来事なんです。

妊娠検査薬では陽性が出るのに、胎児が確認できず、普段と同じような生理がきます。

これを化学的流産といいます。

ちなみに自覚症状はありません。

流産後の妊娠では、再び流産が起きることがあります。

流産してすぐの妊娠は、流産しやすいのです。

ですので、流産後の妊娠は気をつけるようにしましょう。
Copyright © 2014 流産後の妊娠について【流産後は妊娠しにくい?しやすい?】 All rights reserved.